ベーシック 医療問題 (日経文庫)
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分類: | 本
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発送可能時期: | アクセスしてご確認下さい
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参考価格: | ¥ 1,050 (消費税込)
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問題点が分かりやすく整理されている 医療政策の第一人者、慶応大学の池上直己教授が医療問題について
まとめた第3版(2006年度改革対応)です。池上先生の論文は
非常に難しいのですが、本書はとてもわかりやすくまとめられています。
日本の医療問題をざっくり知りたい方にはオススメです。
今回の改正の冷静な分析 落ち着いた語り口で、感情的にならず、複雑な今度の医療制度改革のからくりを明らかにしている。今回の複雑な改正の全体像は、この本だけではわからないが、この改革の詭弁を理解するには大変いい。また医療従事者が読んでも将来像が見えない改革であるだけに、この法案がどれだけ現実味をもって討論されたのか、疑問に思う。医療問題に対する著者独自の解決策も提案している。医療は、生活上の基本的に維持しなければいけない物のはずが、サービス業という言葉に踊らされて、対価を払う物というロジックで改革が進められていることの危うさと、年金と同様に、金額の規制にだけ目がいっているあやまった改革方向が理解できる。あまりに淡々としているので4としたが、これだけ腹が立つ物を、これだけ冷静に書けることは素晴らしい。よりグローバルには”改革のための医療経済学”をすすめる。今回の改正が如何に表層的か、理論的に理解できる。
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